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2023年08月13日

活動報告

受講生のご感想集ー2021年&22年 こころにやさしいタッチケア基礎講座ー

『こころにやさしいタッチケア基礎講座』は、2011年に設立したNPO法人タッチケア支援センターが、東北の被災地や地元の高齢者施設での実践活動を通じて、安心安全で、心と身体にやさしく、様々な現場で実践できるようなタッチケアの教育法を探求し、講座として完成させたものです。均質な学びが得られるよう、2020年にオリジナルのワークブックを完成させました。新型コロナウイルスの影響が広がってからは、オンラインでも受講いただけるようにしました。

下記は、2021年・2022年の「こころにやさしいタッチケア基礎講座」にご参加くださった皆様のご感想です。皆様の気づきと表現力の豊かさに感動しております。そしてなにより、ご参加くださいましたことにこころより感謝です。

 

【過去受講者の声(オンライン講座)】 

●「触れる」ということの手軽さと奥深さを知り、またそこには「やさしく触れる」ことが人の発育、また成長に大きな関わりを持ち、生命にも関わること。改めてどの様に触れるかを考えるようになりました。同じ時間を共有できた方々もとても素敵な方ばかりで、講座丸ごとのセラピーでした。

●自分のことを雑に扱ってしまい、なかなかセルフケアが出来ないので参加させていただきました。今回、先生が誘導して下さって、ちゃんと自分のことを感じて、自分を温かくケアしてあげられたことがとても嬉しくて、安心感でホロホロと涙が出ました。思い出しただけでも、温かい感覚になります。ありがとうございました♡

●タッチケアが人の体にどのような影響を与えるのかをより詳しく理解することができ、とても良かったです。タッチケアの可能性を科学的にも理解することができ、根拠をもって実践できそうです。マインドフルネスやBeingの意味も理解を深めることができ、大変有意義な時間でした。

1番大切にしたいと思ったのはクライアントさんをコントロールしないこと、相手の方に自分を感じるスペースを必ず残すこと、でした。触れることは良くも悪くも影響が大きいことを施術者側が理解しておくことが大切だと思います。こういったことはボディワークの実技や勉強では習ってこなかったのですが1番大切なことだなと思いました。

●施術経験ゼロでしたが、タッチケアの世界を知りたいという「関心」と、いつか自分も施術者としてボランティアに参加したいという「希望」があって申し込みをしました。タッチケアの奥深さと確かさに感動するとともに、大きな可能性をもった活動なのだとわかりました。すべてのいのちを慈しむあたたかさが根底にあり、「自分自身を癒す」ことを第一歩とするあり方にも感激しました。呼吸、グランディング、今ここにいることなど、これらは間違いなく私自身が必要としていることばかりでした。

●講義の内容のみならず、そこにあるエネルギーがやさしさや慈しみに溢れていて癒されておりました。タッチケアのワークでは、温かく緩やか、穏やかなエネルギーに包まれて何度か眠ってしまうほどでした。

動画の手を見てるだけでも暖かさが伝わったこと。 ヨガやマインドフルネスのトレーニングも受講してますが、凄く似てること、またはそれがつまったことをしてるということに驚きました。

身体心理学、発達心理学の視点が入っていて、とても理解しやすいものでした。 今回のクラスの中では、安心安全の場づくりやタッチの相互作用というところが特に好きでした。

●今回、心に深く響いてきたのは、4章の「タッチの基本的な性質 」です。「ふれることはふれられること。施術者が緊張を手放すためには、受け手の方のからだのぬくもりや柔らかさなどを受け取りながら、自分自身を癒していきましょう。施術者もまた、受け手の方から癒され、支えられているのです。そして、深い呼吸とともに緊張を手放しましょう」の箇所にいつもいつも還ります。

●触れさせていただいていると、どうしても相手の方を変えたいと思ってしまう自分に出会ってしまします。楽になってほしい。リラックスしてほしい。…そうおもっていることに、ふと気が付いて 自分の呼吸に還ります。そう願う気持ちは悪くはないと思いますが、すべてはタイミングや段階があることを、軽やかに受け入れたいです。自分や、相手の方への信頼ですね。 最近は、この『信頼』という言葉がとってもひびいています。

●講座を受けた時に、いま生きているのは幼少期にちゃんと母や父に触れられていたからだと聞いて、ほっとしたようか感覚になったことを思い出します。今回一番響いたのは、皮膚のふたつの側面のところでした。安心安全・気持ちいいと思える感覚と拒み・外部の隔たりの機能のことでした。前に聞いた時よりも、自分の昔とリンクしました。思い出して少し辛くなりましたが、ぜ自分があの時そうだったのか、よくわかった感じがします。ひとつクリアしたように思えます。

 

【過去受講者の声 実技講座】

●オイルを使用した実習では、身体の真ん中で施術するようアドバイスをいただきました。なかなかいいポジションをとれないことが多く、それに慣れてしまって歪んだ姿勢でやることが平気になっていました。今日、自身の中心を意識するよう工夫してみると、とても心地よく、何というか芯(真)が通るような。。。大地と天を貫く筋のようなものがあるように感じました。色んな講座の中で聞いてきた呼吸を感じること、大地を感じること、丹田を意識するなどがわかるような気がしました。

●テキストに記載してあった『支え支えられ、癒し癒される』を体感できた素晴らしい時間でした。寄り添うことが独りよがりにならず、お互いに心温まり、そして心身ともに気持ちよくなりました。

タッチケアだけでなく、これから自分がどうみんなのために寄り添えられるような人間になれるかきっかけを与えてくださった時間でした。今回のオンライン・実技等により自分自身を癒すことにより、まわりの人たちに目を配れる余裕ができたことがとてもよかったです。癒す方法がわかったことで普段の生活もずいぶん変わったような気がします。本当に素敵な時間でした。

初心・原点に戻ることで、忘れていたことやおぼろげな部分も再確認できたことで 参加して本当に良かったと感じています。 人に触れること、自分に触れることの奥の深さを実感しながらも やっぱり触れることは素晴らしく私にとっては必要なことだと感じます。