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【アーカイブ動画】ディラン・ロット先生のお話会~シカゴ大学小児病院でのタッチケアの実践報告

多数のご要望をいただき、5月に実施したトークイベントをアーカイブ動画でご覧いただけるようにいたしました。

お申込みは、こちらのPeatixからお願いいいたします。

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【アーカイブ動画】
ディラン・ロット先生のお話会
~米国シカゴ大学小児病院でのタッチケアの実践報告

ゲスト:山口 創(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)

主催:NPO法人タッチケア支援センター
~やさしくふれると、世界はかわる~

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米国の小児病院のマッサージ・セラピスト ディラン・T・ロット先生のお話会を、ゲスト・スピーカーに日本のタッチ研究の第一人者山口創先生をお招きして開催いたしました。(表題では“タッチケア”としましたが、お話の内容は米国での医療環境下でのマッサージ・セラピーの実践についてとなります。日米での資格制度の違いのためこのように表記させていただきました)

ロット先生は、文化・心・身体・脳の関係をボディワークの実践を通じた独自の視点で探求する人類学者であるとともに、米国シカゴ大学付属コマー小児病院のマッサージ・セラピストとして活動をしておられます。NICU、PICU、オンコロジー、抗がん治療等のユニットで、新生児からハイティーンまであらゆる年代の子どもたちにマッサージ療法を提供し、看護にかかわる家族や医療従事者のストレスや悲嘆ケアのサポートも行ってこられました。
実際にお会いすると、知性と経験、そしてハートの優しさがにじみ出す、すばらしいプレゼンスをお持ちの先生でした。

今回の2時間のトーク会は、前半はロット先生の講演、後半は山口創先生との対談と質疑応答という構成で、通訳は米国のCIISでソマティック関連講座をご担当され、周産期心理学にもお詳しい大野誠士先生に特別に担当していただきました。(司会進行:タッチケア支援センター中川れい子)

2時間という短い時間でしたが、米国の医療現場での子供たちへのタッチケアの現状について、ケース事例をまじえ、非常に具体的かつ興味深いお話をうかがえました。一日だけの開催でごく限られた方しかご参加いただけなかったので、このお話はぜひ多くの方にお聞きいただきたいと、当初予定されていなかったアーカイブ動画を配信することといたしました。
子供へのタッチセラピーや、病気の子供のケアについてご関心のある方にお届けできればと思います。

 

【イベント概要】

日時:2023年5月20日(土) 午前10時~12時
会場:隣町珈琲(東京都品川区中延)

◆第一部:ディラン・ロット先生のお話 

  • 米国の病院でのマッサージ・セラピーについて
  • シカゴ大学医学部、コマー小児病院のプログラム、新生児への対応
  • 母親や介護者のサポートについて
  • 他の専門分野との連携などの、今後の方向性と課題。

◆第二部:ロット先生と山口創先生との対談&質疑応答

【動画閲覧】
動画共有サイトVimeoにアップロードされている動画にアクセスして視聴
視聴期間:2023年6月17日~8月31日
視聴方法:
方法① Peatixにログイン ⇒「マイチケット」画面から当該イベントを選択 ⇒「イベントに参加」をクリックしてイベント視聴ページに移動 ⇒ページ下部の「主催者からのお知らせ」欄に記載されているVimeoのURLをクリック
方法② ご指定のメアドにVimeoのURLをメールにてお送りします

【料金】2400円
期間中何度でもご覧いただけます。
スライド資料(英語・日本語)をダウンロードできます。

【主催】
NPO法人タッチケア支援センター ~やさしくふれると世界はかわる~
http://touchcaresupport.com/
連絡先・問い合わせ
office.touchcare@gmail.com

【スピーカープロフィール

ディラン・T・ロット(登壇者)
Dylan T. Lott ,PhD

文化・心・身体・脳の関係を、マッサージ・セラピーやボディワークの施術実践を通じて独自の視点で探求する人類学者(博士)。現在、米国シカゴ大学コマー小児病院のマッサージ・セラピストとして従事し、小児緩和ケアチームの一員として、また、NICU、PICU、オンコロジー、抗がん治療等のユニットで、乳幼児や子どもたちにマッサージ療法を提供。また、家族やスタッフ(看護師・チャプレン・研修医)へのマッサージ・セラピーを通じて、彼らのストレスや悲嘆ケアをサポートする活動や、医療的に複雑な状態にある子どもたちに、家庭でも安全にマッサージ・セラピーを行う方法を両親や介護者に教える活動や、シカゴ大学医学部のファミリーバースセンターでベビー・マッサージを教えるボランティア活動も続けている。シカゴ大学医学部付属 コマ―小児病院 https://www.uchicagomedicine. org/comer

山口 創
Hajime Yamaguchi



桜美林大学リベラルアーツ学群教授 博士(人間科学) 臨床発達心理士。専門は身体心理学。日本のタッチ研究の第一人者であり、『手の治癒力』『幸せになる脳はだっこで育つ』『皮膚感覚の不思議』『人は皮膚から癒される』等、著書多数。『最良の身体を取り戻す』等、健康やセルフケアに関する著書も多い。また、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列)「チコちゃんに叱られる」「あさイチ」(NHK)他TV出演も多く、“オキシトシン”を日本社会に広めたことでも知られる。静岡県出身。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。NPO法人タッチケア支援センター特別顧問

大野誠士 (通訳)
Seiji Ono

カリフォルニア州公認心理セラピスト、トラウマケアセラピスト。周産期トラウマケアワークのパイオニアであるレイ・カステリーノに師事。CIISソマティックカウンセリング心理学部元准教授。現在はOffice Seiji Ohno 代表、ホリスティックウェルネスコンサルタントとして、CEO、政治家、教育関係者などの個人や企業、福祉施設などの組織を支援することを通じて社会の変革に取り組んでいる。静岡県富士宮市在住。

Website: https://seijiohno.jp
Blog: https://note.com/seijiohno

中川れい子(なかがわれいこ)
Reiko Nakagawa

NPO法人タッチケア支援センター代表理事。2011年、「やさしくふれると世界はかわる」をテーマに、タッチケアの普及・教育・研究活動を展開するNPO法人タッチケア支援センターを設立。ソマティックス(身体感覚の気づきにかかわるワーク)を重視した、家族間ケア・看護・介護等の対人援助のための「こころにやさしいタッチケア」講座を展開するとともに、産科・高齢者施設・がん患者会・緩和ケア病棟等での施術活動を実践。著書「みんなのセルフタッチング」(日貿出版社)等。
https://touchcaresupport.com/