BLOG

NPO法人タッチケア支援センター > 未分類 > 謹賀新年ー2021年を振り返ってー

2022年01月04日

未分類

謹賀新年ー2021年を振り返ってー

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。
本年も、よろしくお願い申し上げます。
今年もまたコロナとともにあける新年となりました。
昨年も、コロナの問題の明けきれないままの2021年のお正月でしたが、ほそぼそとリアル開催したクラスも、何度も延期を余儀なくされました。また、高齢者・緩和ケア病棟・がん患者会での活動はお休みのままでした。そのぶん、オンラインでのクラスや、文章を書くこと、そして、活動は関西に留まらず、全国にと広がっていったようにも思います。ここで、2021年を振り返ってみようと思います。
2021年のはじまりは、山口創先生との共著の形で3月に出版させていただいた「オトナ女子のおうちセルフケア」の出版準備からスタートしました。編集者の方とイラストレーターさんとのコラボレーションで、コロナ禍で心身をおいつめられた女性たちに届きますよう、自分自身を大切にすることの大切さ、そして、様々なセルフケアの方法をイラスト入りでお伝えした本としてお届けすることができました。
また、3月には、第六回タッチケア・フォーラムを、初めての試みとしてオンラインの形で開催しました。山口創先生をはじめ、ボディワーカーで身体学者の藤本靖先生、美学者で「手の倫理」の著者、伊藤亜紗先生にご登壇いただくことができ、また、身の医療研究会の第六回大会として合同で開催させていただいたのもあり、150名以上の方にお申込みいただきました。1日たっぷり、様々な方面から”触れる”の新たな地平に共に取り組む日となり、つながりの豊かさを再確認した1日でした。
この時のご登壇内容を、身の医療研究会の機関誌『身の医療』で、学術系電子媒体を運営するNPO法人RATIKさんのご協力のもと、9月に発刊されました。下記ホームページより、すべて、無料ダウンロードをして読むことができます。タッチケア支援センターのブログでもご案内しています。
5月と7月には、サンフランシスコのキャロリン・ターグ先生とオンラインでつながり、米国ホスピタル・ベイスト・マッサージに関する2つの講座を開講することができました。医療とヘルスケアのタッチケアに取り組む、熱心なセラピストの皆様のご参加をいただき、充実した2日間となりました。また、キャロリン先生が著した、サンフランシスコでの病院での施術活動についての文章の日本語訳もアップしました。
コロナ禍での私達の医療環境下でのタッチケアの活動の主なものは、産科病棟での、産後のお母さんへのトリートメントでした。コロナ禍では、家族とも会えない孤独な出産が続いています。身心にやすらぎを届ける産後のトリートメントは、少しでもママさん達の心を癒し、産後うつを予防し、からだの回復を促すものとして、本当に大きな力があると確信しました。
そこで、7月から9月にかけて「産後のお母さんのためのタッチケア・トリートメント」オンライン4回講座を開講。こちらも、本当に熱心な産後ケアに取り組む皆様とのつながりをいただきました。ゲスト講師として、助産師の小川圭子先生には出産期の女性のからだの変化について、心理セラピストの大野誠士先生には周産期心理学についてお話していただき、私達自身、大きな学びとなり、そして、あらためて産後のトリートメントの重要性を再認識しました。
セルフタッチング講座、そして、新しいテキストを使っての「こころにやさしいタッチケア講座(level1)」も、オンラインで開催しました。日本各地から御参加いただき、オンラインであることを忘れてしまうようなつながり感を共にさせていただきました。
コロナが少しおさまった次回は、少ない回数ですが、対面での実技講座も開催できたことで、やはり実際に会って、ふれあうことの尊さを、あらためて実感できた1年でもありました。来年は、もっと対面のクラスを増やしていけたらと思います。
また、今年は、出張講座で、京都大学医学部、看護学科の学生さん達に、タッチケアを学んでいただく機会をいただきました。蜜を避けてのワークでしたが、セルフタッチング等、実際に体験するワークを通じて、皆さん、とても活き活きとされてたのが印象的です。看護師さんは、タッチケアの最前線のお仕事。これからも、タッチケアを学んでいただける学生さんが増えることを願ってやみません。素晴らしいご感想もいただき、今後の励みとなりました。
7月には、少人数での、熊野でのタッチケア・リトリートも開催しました。滝に打たれたり、月を見上げたり、自然の中で、タッチケアを体験するなど、、、参加者みんなが、いのちを取り戻す時間となりました。やはり、自然は偉大です。また、初の試みで、熊野からオンラインで発信するということも、試してみました。
ボランティア活動をお休みしているぶん、著述のほうもすすみました。ウェブマガジン「コ2」で連載しています「セルフタッチング入門ーコロナ時代のタッチケアー」も続いております。他に、「セラピスト誌」さんで”セラピストのためのメタスキル」について等も寄稿させていただきました。
ボディケアジャパンさんでは医療環境下でのタッチケアについて。、そして、ホリスティックヘルス情報局さんでは「ホリスティックボディワーク試論、タッチケア編ー」を。で、オンラインでのミニ講座の機会もいただき、つながりがさらに広がっていきました。
ふれあいはますます減ってきていますが、そのぶん、触れあうことの大切さ、孤独が人を蝕むことへ、多くの方が関心をもってくださるようになり、この1年、企業やメディアの方からの取材や相談も例年よりも増えました。これも、時代なのでしょう。そうした中で、12月には、無料オンライン講座で「やさしくふれると世界はかわるー皮膚と脳、心のメカニズム」と題してお話させていただきました。動画は無料で公開しています。こころにやさしいタッチケアのエッセンスのつまった1時間の動画です。おかげ様で400名近い方に観ていただくことができました。
大きな休憩をいただいた2020年から21年でしたが、振り返ればとても忙しく、そして、つながりが拡大したのを実感します。
本当に、大勢の方のサポートを受け取り、出会い、共に歩んだ1年でした。
感謝で胸がいっぱいです。
そして、2022年。
いまだ困難な時期は続きますが、デジタルとアナログの両方から、より広い”人間観”と、社会との多面的なつながりを通じて、やさしくふれることのエッセンスを共有することで、お一人お一人が大切な存在であることを実感をもって伝えていけたらと思います。
1年間、つながってくださった皆様には、心より感謝です。
そして、本年も何卒よろしくお願いいたします。
様々な形で、やさしくふれることで世界をより良い方向へと皆様とご一緒に歩んでいきたいと思います。
愛と感謝とともに。
2022 年1月4日
NPO法人タッチケア支援センター 理事長
中川れい子