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7/21-23 タッチケア女神山リトリート ー終末期によりそうベッドサイドの実技ー

私達の人生において家族の終末期の看取りは、大切な人とかけがえのない時間を過ごす特別な時間です。それは、“今・ここ”に共に在る“祈り”のような時間だと言えるでしょう。しかし、これまで多くの方々から、ではどのように触れると良いのか?と戸惑う声が寄せられてきました。

この3日間のリトリートでは、日常生活から離れた長野県の女神山ライフセンターという自然の豊かな場所で私達のライフサイクルを見つめ、自分自身にとっての“老い”“病い”“喪失”、そして“死”について考察を深めていきます。終末期の方へのタッチケアは、痛み・不安・不眠、浮腫等を軽減する緩和ケアの側面と、喪失にかかわるグリーフケア、そして、存在への祝福と今・ここに共に在る祈りとしてのスピリチュアルケア等、タッチケアの様々な可能性が含まれています。それらを整理しながら、ケアにおける人と人との関係性を見つめなおします。

そして、終末期の方のお身体に負担のない、軽く、羽根のような、そしてエネジェティック(エネルギー的)に包むようなタッチケアの実践ワークを体験しましょう。人間の身体の脆さ(vulnerality)に安全に触れるタッチの質を深めるため、私達自身のセルフケアにも取り組みます。また、女神山の自然とのつながりも深めていきましょう。

施術内容は、座位やベッドサイドでの着衣からのタッチケア、オイルを使ったハンドやフットのトリートメント等。いずれも、非常に軽い圧の施術法ですが、羽根のように“軽い圧”には、グラウンディングや呼吸、マインドフルな気づき等、施術者の身心の安定感が求められます。このリトリートでは、そうした施術者の“メタスキル”に取り組むことで、タッチと施術の質を深めていきます。

<参加要件>

*このクラスはタッチケアのアドバンス(上級者)対象ですので、タッチケア中級講座を修了された方、あるいは施術実践1年以上、50時間以上のタッチケアの実践学習を経た方が対象となります(施術経験のない方はタッチケア基礎講座・中級講座をお勧めします)

*医療・看護・福祉等のお仕事を通じて、終末期の方にかかわる方はご相談の上、ご参加可能です。

 

<このような方に>

 

*治療中、終末期のご家族へのタッチケアを学びたい方
*セラピストとして、病中、終末期の方への施術に関わる方
*自分自身を癒し、タッチの質、かかわりの質を深めたい方。

 

<日程>

2023年、7月21日(金)~23日(日)

7月21日、午後2時に別所温泉に集合。

7月23日、午後2時頃、女神山ライフセンターで解散

 

<場所>

女神山ライフセンター

長野県上田市野倉84‐2
http://www.megamiyama.jp/
http://www.megamiyama.jp/album/index.html

東京ー(JR北陸新幹線)ー上田-(上田電鉄)ー別所温泉

 

 

<お申込み>

こちらのフォームからお申込みください。
初めての方は、メッセージ欄に、参加動機とこれまでの施術経験、資格等を記載ください。

フォーム

フォームが機能しない場合、あるいは3日以内に返信が来ない場合は、ご連絡ください。
メール:office.touchcare@gmail.com
電話 :06(49679)9839

<参加費>

一般 63000円
タッチケア「中級」修了生 58000円

(講習料・2泊6食滞在料金込み)

*早期割引(5月10日 24時までのお申込み)

一般:58000円
修了生:53000円

定員となりましたら、締め切ります。
お振込みをもちまして、受付完了といたします。

 

<定員>

10名

<持ち物>

*フラットなシーツ1枚
*大判のバスタオル、あるいはシーツでも可1枚(上にかぶせるもの)
*フェイシャルタオル3枚
(お風呂ようのバスタオルは宿に準備されています)
*動きやすい服装(締め付けすぎない、下はパンツスタイル)
*夜寝る時の寝間着等
*歯ブラシ等の洗面用具
*筆記用具

 

講師:中川れい子、プロフィール

エサレン®ボディワーク認定プラクティショナー

兵庫県生まれ、関西学院大学文学部美学科卒業。
塾・予備校等の教育産業に従事していた頃、阪神淡路大震災の被災し、現地ボランティア活動に従事。その後、身体を通じての癒しの可能性を探求しはじめる。
1998年よりボディワーク&ボディサイコセラピーの研修を開始。1999年に米国カリフォルニア州エサレン研究所で開発されたエサレン®ボディワークと出会い、翌年に認定施術者となり開業。関西の自宅で、ひたすらにセッションを積み重ねる中、クライアントさんの要望により2003年より全身のオイルトリートメントのボディワーク講座(Touch&Healing, 2023年よりTouch in Graceと改称)を開講し始める。この時期から、再び、エサレン研究所に足しげく通うようになり、2005年より、エサレン研究所からの海外講師のワークショップのコーディネートを担当する(2012~16年はエサレン®ボディワーク資格認定コースを主宰)

2011年、NPO法人タッチケア支援センターを設立。エサレン®ボディワークの気づきのタッチを、看護・介護・家族間ケアで実践するようにアレンジした、“こころにやさしいタッチケア”を考案。講座開講とともに、触れることの大切さの普及と、被災地・高齢者施設での施術活動も行う。2015年に、サンフランシスコから海外講師を招き、医療環境下でのタッチセラピーを導入。その後、がん患者会、緩和ケア病棟、産科病棟での施術活動を広げていく。 2019年より、東京でもこころにやさしいタッチケア講座を開講。

2020年のコロナ禍では、セルフケア、セルフタッチングに力を入れ“非接触(タッチレス)”時代を乗り越える。2021年、NPO法人タッチケア支援センター顧問でもある、タッチの第一人者、山口創氏(桜美林大学教授)との共著「オトナ女子のおうちセルフケア」(秀和システム)を発刊。2022年、初の単著である「みんなのセルフタッチング」(日貿出版社)を発刊。タッチケアとともに、セルフタッチングの普及にも力を入れる。
エサレン®ボディワークの個人セッション(http://www.amanaspace.com/)も、引き続き行っている。

最新の個人セッションメニューは、こちらのブログからどうぞ。