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7/12 【満席】津田真人先生の”操体法:日本発のポリヴェーガル的整体 ~原始感覚で探る身体の安全空間~⑧

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【対面ワークショップ】
操体法:日本発のポリヴェーガル的整体
~原始感覚で探る身体の安全空間~

講師 : 津田真人
日時:2025年7月12日(土曜日)
10時~17時30分(開場9時30分)
会場:はまようちえん多目的ホール
兵庫県尼崎市浜2-2-13(JR神戸線尼崎駅から徒歩7分)
アクセス
参加費:15000円
定員:25名(最大30名/定員になり次第締め切ります)
主宰:NPO法人タッチケア支援センター

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「ポリヴェーガル理論」の解説書を多数出版され、心と身体の様々な領域で実力派セラピストとして全国的に大人気の津田真人先生(公認心理師・精神保健福祉士・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師)を関西にお招きしてのワークショップを企画します。今回は、津田真人先生が、長年実践されてこられた日本発祥のボディワーク“操体法”とポリヴェーガル理論を融合したオリジナル・ワークショップで、テーマは“原始感覚で探る身体の安全空間”。関西では初めての開講で、とても貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。

心理セラピー、タッチケアやボディ、アロマセラピスト、教育、医療、福祉にかかわる方々のセルフケアとしても、幅広くご活用いただけます。また、会場は尼崎市内の認定保育園“はまようちえん”様のご厚意により、明るく広々とした多目的ホールをお借りすることができました。下記、津田真人先生からの今回のワークショップに向けてのメッセ―ジです。

【津田真人先生からのメッセージ】

”ポリヴェーガル理論を臨床に生かすとき、最大の鍵はいうまでもなく「安全感」の構築ということですね。そのことの心理療法における意義と射程とを、私はこの2月、心理療法の泰斗・大谷彰先生の胸をお借りして、『治療関係がセラピーを有効にする』という著書にまとめ、出版させて頂きました。そこでは、ミルトン・エリクソンやカール・ロジャーズとの交響という意外な取り合わせによって、専ら心理療法に特化して論じましたが、それと全く同じことが身体療法にも言えることを指摘しておきました。それをまさに今回、橋本敬三の「操体法」との交響という、これまた意外な取り合わせで、理論的にも実践的にも体験して頂こうというのがこのワークショップのねらいです。

エリクソンやロジャーズと同じく橋本敬三も(この3人、実はほぼ同世代でもある)、ポージェスが誕生するはるか以前の1930年代にすでに、後にポリヴェーガル理論が神経科学的に説くことになる考え方を地で行く、互いに相通ずる治療法を実践し始めていたのです。

そんな操体法に私が出会って早や40余年。今日に至るまで、私の身体へのアプローチでは、今なお最も重要な基盤をなし続けてくれています。なぜか? それは参加されてのお楽しみですが(微笑)、ポイントは、操体法があくまで本人の「身体感覚」(原始感覚)が主導する整体であること、そして「心地よさ」の感覚を通して身体自身を「安全空間」たらしめる工夫であること、その結果、ポリヴェーガル理論でいう「腹側迷走神経複合体」の作動する状態とはどんな状態なのか、実感するのにうってつけであることにあります。

身体療法に携わる方々はもちろんのこと、心理療法や医療、教育、福祉等に携わる方々にも、きっとさまざまなヒントを与えてくれることと思います。
のみならず、操体法は入口は入りやすく、しかも限りなく奥は深い! このワークショップでは、その魅力を、午前中はポリヴェーガルと関係づけながら理論的に、午後は各々の身体による実習(セルフ・ケアとピア・ケア)で実践的に、味わって頂きたく思っています。どうぞふるってご参加くださいませ。当日お会いできるのを楽しみにしております。”

 

【津田真人先生 プロフィール】

東京都国立市にて心身社会研究所 自然堂(じねんどう)治療室・相談室を主宰。公認心理師。精神保健福祉士。鍼灸師。あんま・マッサ-ジ・指圧師。約30年にわたり、地域で1人1人の<からだ・こころ・社会>を大切にしながら、さまざまの障がい・疾病・悩み事・困り事に当事者と共に取り組む。著書は『ポリヴェーガル理論を読む』『ポリヴェーガル理論への誘い』(いずれも星和書店)、共著で『わかりたいあなたのための心理学入門』(宝島社文庫)、『わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用』(岩崎学術出版社)、そして最新刊(今年2月刊)の『治療関係がセラピーを有効にする』(星和書店)。

<単著>
『ポリヴェーガル理論を読む』(星和書店)
https://amzn.asia/d/5ZyYW99
『ポリヴェーガル理論への誘い』(星和書店)
https://amzn.asia/d/19vICGZ
<共著>
『わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用』(岩崎学術出版社)
https://amzn.asia/d/5HYAozw
『わかりたいあなたのための心理学入門』(宝島社文庫)
https://amzn.asia/d/eC3obBD
新著『治療関係がセラピーを有効にする』(星和書店)
https://amzn.asia/d/h9O6iT1

<用語説明>
操体法
操体法は、身体の自然な動きを利用して健康を促進する日本発祥の治療法・健康法です。整体やカイロプラクティックと異なり、無理に骨や筋肉を矯正するのではなく、「気持ちの良い動き」を通じて身体のバランスを整え、痛みや不調を改善するのが特徴です。仙台の医師 橋本敬三(1897~1993年) によって体系化されました。彼の考えでは、人間の体は本来「楽な方向」「快適な動き」を選ぶことで自然に調整されるという原則に基づいているため、 「無理なストレッチ」や「痛みを伴う治療」は不要 とされています。

ポリヴェーガル理論
ポリヴェーガル理論(Polyvagal Theory)は、アメリカの神経科学者 スティーブン・ポージェス(Stephen Porges) によって提唱された理論で、自律神経系(特に迷走神経)の働きと人間の社会的行動、ストレス反応の関係を説明するものです。この理論では、自律神経系の働きを、交感神経系・腹側迷走神経系・背側迷走神経系の3つの神経回路にわけて考えることにより、人間の安心感と神経系が密接に関連し、社会的なつながり(安全感)が自律神経系を調える鍵となることを伝えます。ポリヴェーガル理論は、単なる自律神経の説明にとどまらず、人間の心理・社会的な行動にも影響を与える重要な理論として、トラウマ・ストレスケアから心理療法、さらに教育にまで広く応用されています。

【キャンセリング・ポリシ】ー
*開催の1週間前より25%のキャンセル料がかかります。
*関西の3日前より50%のキャンセル料がかかります。
*前日から当日のキャンセル料につきましては、100%のキャンセル料がかかります。
それ以前のキャンセルにつきましては全額を返金いたします(一部手数料がかかる場合があります)

【持ち物等】
*動きやすい服装でご参加ください。お着換えも可能です。
*横たわるワークがありますので、下に敷くもの(ヨガマット等)をご持参くださると快適にお過ごしいただけます。

【コーディネイター】

中川れい子 

NPO法人タッチケア支援センター代表理事
「こころにやさしいタッチケア講座」「Touch in Grace®」創設者
「みんなのセルフタッチング」(日貿出版社)著者
エサレン®ボディワーク認定施術者(&provisional teacher)&入門教師
SE(ソマティック・エクスペリエンシング)中級修了。
身の医療研究会理事、ホリスティック療法士
2023年6月、「わが国におけるポリヴェーガル理論の実践」(岩崎学術出版)で、産後のタッチケア・トリートメントについてのコラムを寄稿。

【主催:お問合せ】
NPO法人タッチケア支援センター
公式サイト https://touchcaresupport.com/
メール office.touchcare@gmail.com