9/21 online キャロリン・ターグ先生のホスピス・緩和ケア・終末期の方への医療環境下でのタッチセラピー
【オンラインセミナー by キャロリン・ターグ】
ホスピス・緩和ケア、終末期の方への
医療環境下での(ホスピタルベイスド)タッチセラピー
~タッチはいかにして”loss/失いゆくもの”に寄り添うのか?~
“Hospital-based massage therapy for palliative and hospice patients
– How touch meets loss”
統合医療の先進地域である米国サンフランシスコから、ホスピタル・ベイスド・マッサージ(Hospital Based Massage/HBM)公認講師、キャロリン・ターグ先生のオンライン講座を開催します。キャロリン先生のお話のあと、ホスピス緩和ケア看護の第一人者、田村恵子先生(大阪歯科大学大学院教授)との対談も予定しております。大変貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。お申込み&詳細は、こちらのpeatixが便利です。
https://240921carolyntague.peatix.com/
(※日本ではマッサージ・セラピーを、タッチセラピーとして表記しています)今回のテーマは “ホスピス・緩和ケアの患者さん、終末期の方へのタッチセラピーについて。
終末期にある方の、身体の痛みや心の不安、不眠を緩和し、そして、魂に寄り添うタッチの在り方について学びます。また、スペシャル・ゲストとして、日本のホスピス・緩和ケア医療を切り開いてこられたお一人である、がん専門看護師の田村恵子先生(現 大阪歯科大学 大学院看護学研究科開設準備室教授)をお招きし、キャロリン先生とクラスの後半で対談していただきます。日本でのホスピス緩和ケアの現状を学ぶ貴重な機会となるかと思います。
通訳はキャロリン先生の来日セミナーでお馴染みの広瀬由美子さん、司会進行はNPO法人タッチケア支援センター代表の中川れい子でお届けいたします。
すべての資料に日本語訳がつき、復習で学べるように後日録画をお送りします(※当日参加の方のみ。今回、大変繊細な内容であるため、アーカイブのみの受講はできません)。
終末期医療やタッチセラピーにかかわるお仕事の方のみならず、ご家族やご自身について “死と死に行くこと”と、その“ケアの在り方”にについてご関心のある方はどなたでもご参加いただけます。皆様のご参加を広くお待ちしております。
※こういう方にお勧めです
- 医療や福祉などの対人援助に関わる方で、患者様の心身のケアにご関心のある方。
- タッチケア、ボディワーク、アロマ等のセラピスト、また理学・作業療法士、鍼灸、柔整等、医療環境下での施術にかかわる方。あるいは、ご関心のある方。
- お病気のご家族のケアやサポートに関わる方。
- その他、内容にご関心のある方は、どなたでも
下記、キャロリン先生から、講座の概要をお伝えいたします。
今回の3時間のオンラインコースでは、終末期、特に病院やヘルスケアの現場での、“タッチ”にかかわる様々なテーマについて探求します。 死に向かう身体的・精神的、スピリチュアルなプロセスに関する最新の理論を紹介し、痛み・不安・不眠症その他、ホスピス・緩和ケアの患者さんによく見られる状況への介入方法のひとつとして、“タッチ”を用いた様々なエビデンスをともなうケースを紹介します。
また、穏やかさ、安らぎ、心地よさの体験に“タッチ”がどのような役割を果たすかについてもお話しします。 ご参加のみなさんは、タッチケア/マッサージ・セラピーの実施に関連して、愛する人の終末期のプロセスにおける患者・ご家族・介護者にとってのタッチの効果と課題について、経験を共有し、考察する機会を持つでしょう。なお、この講座への参加に際して、終末期の方に関する個人的な経験や専門的な知識は特に必要ではありません。
By Carolyn Tague
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ホスピス・緩和ケア、終末期の方への医療環境下(ホスピタルベイスド)でのタッチセラピー
~タッチはいかにして”loss/失いゆくもの”に寄り添うのか?~
<日時> 2024年9月21日(土)午前10時~13時
※アーカイブによる後日受講はありません
<講師> キャロリン・ターグ Carolyn Tague
スペシャル・ゲスト:田村恵子(大阪歯科大学大学院看護学研究科開設準備室教授 がん看護専門看護師)
通訳:広瀬由美子
コーディネーター:中川れい子&NPO法人タッチケア支援センター
<参加料金> 9000円(早期割引 8月31日迄、9月1日より11,000円)
<開催方式> Zoomミーティング
<参加方法>
①Peatixのマイチケット画面から当該イベントを選択→イベント視聴ページから「イベントに参加」ボタンをクリックして入室。
②事前にメールでお送りするZoomのURL/IDから入室(前日までにメールが届かない場合は迷惑メールフォルダなどをご確認ください)
<資料・アーカイブ動画について>
開講数日前に、Zoomアクセス情報と共に日本語訳のついたPDF資料を申込時にご指定のメールアドレスへお送りいたします。
復習用のアーカイブ動画(1週間後にアップ)を3か月間ご視聴いただけます。
※アーカイブ動画は当日リアルタイム参加の方のみへのご提供となります。アーカイブ動画のみのお申込みはお受けしておりませんので、ご注意ください。
<キャンセルポリシー>
キャンセルは事務局までご連絡ください。
1週間前まで:料金の100%ご返金
前日まで:料金の50%ご返金
当日:ご返金なし
<主催・連絡先>
NPO法人タッチケア支援センター
代表理事 中川れい子
事務局 石井万里子
office.touchcare@gmail.com
http://touchcaresupport.com/
<講師紹介>
講師:キャロリン・ターグ先生 Carolyn Tague
統合医療の先駆的エリアである米国サンフランシスコを中心に、ホスピタル・ベイスド・マッサージの講師として長年活動し、病院の過剰なストレス環境下での患者の不安・苦痛・ストレスを緩和する心のケア、喪失や悲嘆に寄り添うスピリチュアル・ケアとしてのマッサージ・セラピーを提案する。また、ケアするもの・されるものの関係性への洞察も深い。
日本にはこれまで4回来日。オンコロジー(がん・腫瘍学)タッチセラピー、Touch and Loss(喪失と悲嘆に寄り添うタッチセラピー)、脳卒中や外傷性脳神経障害の後遺障害に苦しむ方へのタッチセラピー、また、マッサージ・セラピストとクライアントとの“セラピューティックな関係性”に関する講座を展開。セラピストのためのセルフケアのワークにも力を入れている。オンラインでの講座は、今回で二回目。(2017年、関西で開催した「Touch and Loss(喪失と悲嘆に寄り添うタッチセラピー)の報告ブログは、こちら 。また、2019年、東京で開催した来日WS「オンコロジー・タッチセラピー講座 がんを生きる人々へのタッチセラピー」報告ブログはこちらです。)
元高校教師であり、カリフォルニア統合学研究所(CIIS)において東西心理学修士を取得したキャロリン・ターグ氏のマッサージ教育には、ホリスティックな自己成長と”気づき“の観点が導入され、その穏やかで包容力のある優しさと、誠実さと、明晰な論理性・客観性をあわせもつ人柄に、日本での講座も、毎回好評を得ている。
現在は、米国カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校(UCSF)ベニオフ小児病院スタッド統合医療センターにて、Hospital based (病院・医療環境下での)のマッサージ療法のフェローシップ・プログラムのプログラム・マネージャー兼主任(UCSF)ベニオフ小児病院スタッド統合医療センター講師を務めている。今年春までは統合医療センターとして著名なUCSF Osher Center(オッシャー・センター)に勤務するなど、2006年以来、ターグ氏はサンフランシスコの4つの著名な医療センターでHospital basedマッサージ療法を提供するとともに、関連教育に携わる。
また、Association of Massage Therapists in Healthcare (AMTiHC ヘルスケアにおけるマッサージ・セラピー協会)の理事であり、中心的なメンバーの一人。
(注)AMTiHC は、病院内の入院患者、外来患者のみならず、老人ホーム、介護付き住宅、ホスピス、在宅医療など様々な医療と健康サポートにかかわるケアの場でのマッサージ・セラピーについて、米国で新しく立ち上がった協会です。患者の予後を改善したり、病気/疾患/投薬の副作用を軽減したり、ストレスを軽減したり、緩和ケアやその他のケアを提供したりするために、医療スタッフの管理下にある患者に行うマッサージ療法についての研究・情報交流機関)
米国ホスピタル・ベイスド・マッサージの総合的名著『Hands in Healthcare』の著者(Gale MacDonaldと共著、2021年、ハンドスプリング出版より出版)。また、米国『マッサージマガジン』『代替・補完医療ジャーナル』『ボディワーク&ムーブメント療法ジャーナル』『健康と医学のグローバル・アドバンス』にも論文を寄稿している。
2019年「オンコロジータッチセラピー講座@東京」対面でのクラス風景
<関連URL>
http://www.tagueconsulting.com/
https://www.ucsfhealth.org/providers/carolyn-tague
スペシャルゲスト:田村恵子先生
大阪歯科大学大学院看護学研究科開設準備室教授 がん看護専門看護師 京都大学名誉教授
わが国におけるホスピス緩和ケアの草分けである大阪市・淀川キリスト教病院で 27 年間務め、2008年にはその姿がNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』で放映。2015 年7 月より地域で生活するがん患者や家族が対話を重ねて生きる知恵を育む市民活動 「NPO 法人ともいき京都」を開始し、仲間と共にコンパッション・コミュニティの創成を目指している。
聖路加看護大学大学院看護学研究科修了。大阪大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。
2014 年 より京都大学大学院医学研究科に着任。2023 年 4 月より現職。
通訳 広瀬由美子
エサレン®マッサージ認定施術者。ボディワーク、ソマティックスからスピリチュアルまで幅広い分野で通訳としての活躍中。キャロリン・ターグ氏の来日ワークショップでも通訳を担当する。的確で、おだやかでグラウンディングした通訳の姿勢に人気が高い。個人セッションは、東京と関西で展開中。
司会進行役 中川れい子
NPO法人タッチケア支援センター代表理事。エサレン®マッサージ認定施術者
米国カリフォルニア州エサレン研究所発祥のエサレン®マッサージをベースにした、人間尊重と相互性を重視した家族間ケアと対人援助のための”こころにやさしいタッチケア”を提案。高齢者施設・産科病棟・緩和ケア病棟・就労移行支援センター等、様々な現場で施術活動を積み重ねながらタッチケア講座を展開する。著書「みんなのセルフタッチング」(日貿出版社)「オトナ女子のおうちセルフケア」(秀和システム 山口創氏との共著)