2022年10月18日
12/1開講「触れるケアの癒やし学」Season1(4回連続講座)
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講師:中川れい子(NPO法人タッチケア支援センター代表理事)
4回シリーズ(単発受講可)
2022/12/1(木)・12/15(木)・2023/1/12(木)・1/26(木)
19時30分~21時30分
オンライン(Zoom)
2か月間のアーカイブ視聴あり
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お申込はこちらのpeatixが便利です。
オンライン講座『触れるケアの“癒やし学”』 Season1 | Peatix
「触れるケアの癒やし学」シーズン1
―タッチとこころ、SOMAをめぐる“癒やし”の諸相―
このシリーズでは、人間にとって“癒やし”とは何か?という根本的な問いかけをベースに、“触れるケア(タッチケアやボディワーク等の手技療法)”のもたらす“癒やし”の可能性とその注意点について様々な角度から考察し、BODY・MIND・SPIRITのつながりを捉える”SOMA(ソーマ/からだ)に触れゆくことの諸相を見つめます。
今回は、四回連続の“シーズン1”として、「触れるケア」における心理面・関係性・神経系の諸問題の理解を深めながら、触れるケアの“癒やし学”の構築へと歩みを進めていきます。手技療法にかかわる方のみならず、“癒やし”とは何かについてご関心のすべての方にご参加いただけます。
人間にとって、何が癒やしでどのような時にそれを感じるのかは個々人や状況において様々で、“癒やし”には言語化しにくく曖昧な性質があります。一方で、災害や離別、病、人間関係におけるハラスメントや虐待・トラウマなどに加え、急激なデジタル化とコロナ禍が色濃く落とす諸問題など、現代社会に生きる私達にとって、不安・痛み・怖れ等ストレスの問題は一層深刻化しています。
こうした中、“癒やし”へのニーズは高まる一方で、これらに潜む盲点や注意点を整理する必要性も生じています。特に、他者の身体に直接触れるタッチケアやボディワークは、いまだ統合された倫理的枠組みが不明瞭なため、誤解や葛藤が生まれやすい分野だと言えるでしょう。
この講座では、様々な臨床の現場で触れるケアが安全で倫理的に活用されるための新たなフレームワーク(枠組み)を構築する取り組みとして、参加者の皆様と対話を深めていくことも目的の一つです。(可能な限りリアルでのご参加をお薦めします)
また、触れることのもたらす“癒し”が心と身体のみならず、人間存在(Being)に寄り添うスピリチュアル・ケアとしての側面にも視野を広げていきましょう。
また、毎回、セルフタッチング等、自らを癒しやさしいタッチの質を育む体験的ワークもご一緒する予定です。
すべての回が録画による後日視聴(2カ月間)が可能で、関心のあるテーマへの単発での御参加も可能です。
多くの皆様の御参加をお待ちしております。
追伸
なぜ、<癒し学>なのか?blogに書いてみました。
ご参考にしてください。
「なぜ<癒し学>なのか?」前編「いやしはあやしい?」
「なぜ<癒し学>なのか?」後編「医(い)は癒し(いやし)?」
【日程とテーマ】
第一回 2022年12月1日(木)19:30~21:30 ★録画受講2023/2/8まで
現代社会のストレスと“癒やし学”事始め / “癒やし”の源泉を辿る“子宮”をめぐる旅
長引くコロナ禍や急激な社会のデジタル化等、現代社会のストレスは様々な形で急増しつつあります。第一回目は、ストレス社会と、そこで必要とされる“癒やし” の諸相を考察します。後半は、哺乳類である私達すべてが体験してきた“子宮” という安全基地を通じて、“触れる”の原初の記憶と、癒やしの源流を辿ります。
第二回 2022年12月15日(木)19:30~21:30 ★録画受講2023/2/22まで
“タッチ”と倫理 / 触れるケアの心理的諸問題
人が人に触れる・触れられる時にまつわる、様々な不安や戸惑い、そして誤解。第二回目は、施術者と受け手の間におこる心理的葛藤〔投影・転移/逆転移・コントロール・境界線の侵害・共依存・愛着・セクシャリティ等〕について取り上げます。テキストとして米国のマッサージ・スクールのワークブックからの引用文をご紹介する予定です。
第三回 2023年1月12日(木)19:30~21:30 ★録画受講2023/3/19まで
“安心”と“つながり”を科学する
最近の研究では「孤独」は私達の健康を害し、免疫力を低下させる可能性が高いと報告されています。一方、人間関係にストレスを感じ、一人になりたいと思う方も少なくはありません。第三回目は、 “安心感”と“つながり”がどのような“癒やし”をもたらすかを、ポリヴェーガル理論や呼吸・心拍・脳の相関関係から解説します。
第四回 2023年1月26日(木)19:30~21:30 ★録画受講2023/4/2まで
“やすらぎ”を科学する / リラクセーションと脳・神経・オキシトシン
第四回目は、やさしく触れられることでもたらされるリラクセーションのメカニズムをテーマにします。皮膚と脳・神経、自律神経系・内分泌系への影響と、そこから生まれる、不安・痛み・不眠・消化不良等を“緩和”するタッチの可能性について考察し、触れるケアが臨床の現場で活用されているケースも取り上げます。
連続して受講していただくことで理解がダイナミックに深まるように構成されますが、単発での受講も可能です。
次回のシーズン2(時期調整中)は、下記のテーマで、よりソマティクスやボディサイコセラピーに視点を広げてお送りし ます。
➀ “気づき”の諸相、あるがままを考察する ―マインドフルネスとBeingの探求―
➁ こころと身体、抑圧と乖離 / ボディサイコセラピーの視点
➂ 統合がもたらす癒しの諸相 / わたしとは何者なのか?
④ セルフコンパッション / 自己受容・自己尊重・自己肯定感
(テーマは若干変更することがあります)
【形式】Zoomミーティング
開催前日までにURLをお知らせします。
【受講料】各4000円(税込み)
全4回セット 13000円(税込み)
*こころにやさしいタッチケア中級講座(旧level2、3) 修了者には割引があります。
各3000円(税込み)
全4回セット 9800円(税込み)
【お申込み】
こちらのpeatixからどうぞ。
オンライン講座『触れるケアの“癒やし学”』 Season1 | Peatix
*peatixがうまく機能しない場合は、office.touchcare@gmail.comまでご連絡ください。
お名前・メールアドレス・お住まいの都道府県等をお知らせください。
【視聴方法】
Peatixにログイン⇒「マイチケット」画面 http://peatix.com/dashboard から当該イベントを選択⇒「イベントに参加」をクリックしてイベント視聴ページに移動⇒ページ上部の「イベント視聴」ボタンをクリック
(参考:Peatixヘルプ-オンラインイベントに参加する)
また、開催日前日までに申し込み時にご指定のメールアドレスにZoomのURLをお送りします。
初めてZoomを利用される方は下記サイトなどを参考にご準備ください。
https://zoomy.info/zoom_sanka/
【主催・連絡先】
NPO法人タッチケア支援センター
~やさしくふれると世界はかわる~
office.touchcare@gmail.com (事務局担当 石井)
http://touchcaresupport.com/
【中川れい子プロフィール】
NPO法人タッチケア支援センター代表理事
エサレン®ボディワーク認定施術者
兵庫県生まれ。
関西学院大学文学部卒業後、塾・予備校等の教育産業に従事。阪神淡路大震災の被災・ボランティア体験を経て、身体を通じて癒やしの可能性を探求しはじめる。
1998年よりボディワーク&ボディサイコセラピーを学び始め、1999年よりエサレン®ボディワークに出会い、翌年に認定プラクティショナーとして資格取得(現在で施術歴23 年目)。関西の自宅で開業し、ひたすらにセッションを積み重ねる中、2003年よりクライアン トさんの要望で自らのボディワークのワークショップ(Touch &Healing、現在はTouch in Graceと名称を変更)を開講。この時期から、再びエサレン研究所(米国カリフォルニア州)にも頻繁に通うようになる。
2005年より海外講師によるエサレン®ボディワーク関連ワークショップのコーディネーターとして活動開始。
2011年、NPO法人タッチケア支援センターを設立し、エサレン®ボディワークの”気づき”あるタッチを、看護・介護・家族間ケアで活躍できる、“こころにやさしいタッチケア”のメソッドを考案。タッチケアのワークショップ講座を開講するとともに、その普及・ボランティア活動を展開する。高齢者施設・産科病棟・がん患者会・緩和ケア病棟・就労支援センター・地域活動支援センター等を通じて、タッチケアの施術活動と、セルフタッチングの指導を行う。また、エサレン®ボディワークの個人セッションも引き続きおこなう。
2012年から2016年の間、エサレン®ボディワークの資格認定コースをオーガナイズ。この時期、米国ホスピタル・ベイスド・マッサージとも出会い、国内に講師を招聘。その他、海外講師による国内でのワークショップを多数オーガナイズする経験を持つ。
また、自分自身のからだに触れる”セルフタッチング” ワークを考案し、就労支援センター、地域活動支援センター等で展開。2021年にタッチ研究の第一人者、桜美林大学教授の山口創氏と共著でセルフケアワークのガイドブック「オトナ女子のおうちセルフケア」(秀和システム)を発刊。
2022年12月に「 セルフタッチング入門」(日貿出版社)を出版予定。
エサレン®ボディワークの個人セッション(http://www.amanaspace.com/)も、引き続き行っている。