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2026年06月05日

活動報告

2026年5月 30・31 日  第七回能登半島被災地での活動 (志賀町富来、志賀町)

活動報告
こころとからだが ほっと リラックス

タッチケア 風薫る 癒しカフェ

2026年5月30日(土)~31日(日)、今年2月以来のタッチケア・ボランティアで能登半島を訪れました。

今回の活動メンバーは、石井万里子、上田晴子、山根紀代美、宮前敬子の4名。今回は4名とも関西からの参加。サンダーバードと新幹線を乗継ぎ金沢駅へ。金沢駅でレンタカーを借り午後の活動場所、志賀町富来(とぎ)第8仮設団地集会所へと、一気に車を走らせました。地震から2年半近くたっても道路の整備が進まず、片側通行の規制があり土砂崩れの山肌がそのままのところが見受けられました。

 

5月30日(土)午後2時半~5時

とぎ第8団地 集会所

〈活動内容〉

*お茶お菓子のカフェコーナー
*肩背中のタッチケア
*対面でのハンドマッサージ(オイルを使用)
*お話の傾聴

 

とぎ第8団地は、志賀町北部にあり輪島市に近いところにあります。志賀町仮設住宅の中でも最後に建てられた98戸ほどの大きな仮設です。木造・瓦屋根でつくられ、希望すれば恒久住宅として住み続けられるとのことですが、単身世帯は四畳半一間、障碍を持つ方や夫婦世帯は四畳半二間を支給されているそうで、被災以前は広い戸建て住宅で暮らしておられた方々にとっては、仕方のないこととはいえ、ストレスを感じざるを得ない生活環境であるようです。

とぎ第8団地には初めて訪れました。昨年訪れた とぎ第2仮設住宅での『タッチケア癒しカフェ』が良かった、という話をきかれた方から、うちの仮設にも是非来てほしいというお声をいただいたのです。

このご縁をつなげてくださったのは、今回も協賛していただいている、株式会社サンレーさまにお勤めで志賀町出身の大谷賢博さんのお母さま、大谷文子さんです。ご自身も近くの仮設にお住まいの大谷文子さんには、今回受付やカフェでの語らいなど全面的にご協力いただきました。地元の方がいてくださることが本当に心強く感謝しかありませんでした。ありがとうございました。

株式会社サンレーさまの大谷賢博さんには、私達4人に美味しいお弁当を用意していただき、カフェで使うお茶や紙コップの提供、チラシの印刷や送付などの協賛を賜り、深く感謝申し上げます。また事前に仮設住宅にチラシを配布してくださった社会福祉協議会さまにも、あらためて御礼申し上げます。

震災後に新しく出来た橋の道を、カーナビが把握していなかった為、道に迷うというプチ・ハプニングがありながらも、大谷文子さんが待っていてくださった、とぎ第8団地集会所に無事到着。早速、癒しカフェ、タッチケア施術テーブル、アロマの芳香やヒーリングミュージックなどの会場設営の準備をしました。

 

午後2時半前から90歳代の女性がお二人来られ、その後、10名近い方が次々と。メンバー4人でタッチケア施術や傾聴をさせていだだき、2時間があっという間に過ぎてゆきました。大谷さんに声掛けをしていだだいたおかげもあり、最終的に18名とたくさんの方に施術を受けていただくことが出来ました。大谷文子さん、本当にありがとうございました。

施術後には、「身体が軽くなった」「スッキリした」「気持ちが良かった」「話が出来て良かった」「また来てほしい」などの感想をいただきました。仮設での生活のストレス、地震から2年半近くたった今も解消されないこれからの生活の不安など、いろいろなお話をしてくださいました。カフェでにぎやかに歓談される空間と、対面で静かに語らう癒しの空間、両方とも大切な時間だと感じます。『タッチケアと癒しカフェ』が、そんな時間をお届けできたならと思います。

 

私達が集会所を後にするときも、住民の方々が、これから とぎ第8団地を活性化するにはどうしたら良いのかの話し合いを続けておられ、住民同士のつながりの大切さを改めて教えていただきました。

(左から石井万里子、大谷文子さん、宮前敬子、上田晴子、手前が山根紀代美)

施術後は、レンタカーで『ホテルやまぐち』に向かいチェックイン後、近くの居酒屋で夕食。能登の美味しい料理とお酒をいただきながら、振り返りの時間を持ちました。今回初めて能登ボランティアに参加したメンバーもおり、活動の中で感じたことを分かち合いました。

 

 

5月31日(日)午前10時~12時半

しか第1団地 集会所

 

〈活動内容〉

*お茶お菓子のカフェコーナー
*肩背中のタッチケア
*対面でのハンドマッサージ(オイルを使用)
*お話の傾聴

翌朝はホテルをチェックアウト後、車で5分ほどの しか第1団地へ。この仮設を訪れるのは昨年8月、11月に続いて3度目です。施術メンバーの中にも2度目3度目の者がいたので、懐かしいお顔の再会にほっと心がなごみました。あれからどう?身体の調子は?など、継続して訪問しているからこその会話になり、遠い親戚を訪れているかのようでした。また逆に、良く来られていた方のお姿がなく、転居されたのが気になりながらも、被災地での時の流れを感じました。

こちらの仮設は男性の参加者が多く、施術させていただいた8名のうち半数の4名の方が男性でした。施術後のカフェでは、私達も会話に加わり地元の話題や農作業のお話などを伺いましたが、「地震により全壊し、解体撤去した自宅跡地に通い、すぐ伸びてしまう草を刈りに行っている」「復興住宅への申し込みが始まるらしい」等、楽しくお話をされている中にも変化や不安を感じられていることが伝わってきました。

会場に到着した際に、各戸へチラシを持ってお声掛けをさせていただいても「わかりました〜」と、乗り気ではなかった方が、私達が何度もお声掛けに回っているので、ご家族の方と一緒に来てくださり、「マッサージって 痛いのを我慢するものだと思っていたけれど、こんなマッサージがあるのね。感動した」との言葉に、タッチケアの良さを知っていただけて、こちらが感激しました。

 

「身体が軽くなったので、午後から農作業を頑張れるわ」「気持ち良かった」「寿命が延びたわ」などの感想をいただきました。前回も来ていただいた男性の方が「また会いましょう!」と満面の笑みで手を振って帰って行かれたのが 嬉しく印象的でした。そして、仮設を出た後も(復興住宅に移っても)来てくれるのかと、嬉しそうにされていた男性のお顔も。阪神淡路や東北の大震災でも、仮設を出たあとの孤独が大きな課題となっていました。継続してかかわっていけたらと感じました。

そして、タッチケアを通して、ほんのひとときでも、ほっと力を抜き、ゆだね、くつろぎ、今この瞬間の自分自身を感じていただけたらと思います。

 

施術後は、レンタカーで金沢駅に向かいました。249号線沿いの車窓から、のどかな水田風景の中に数羽の鷺(サギ)の姿も見られました。途中、『道の駅のと千里浜』に立ち寄り、遅い昼食を。豪華海鮮丼定食をいただき 能登の美味しいものを更に満喫しました。

 

31日は日曜日、多くの家族連れやバイクライダーで賑わっていました。金沢駅でレンタカーを返してから、新幹線とサンダーバードを乗り継ぎ、皆で関西へと帰ってきました。

 

次回の活動は、8月末に七尾中島町と穴水町を予定しています。

今回の能登旅をご一緒した、こころにやさしいタッチケア・ボランティアチームの皆さま、活動に協力していただきお世話になった皆さま、出会ってくださった皆さま、そして26日のセルフタッチング・オンラインワークショップの投げ銭で応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

(報告者:タッチケア支援センターボランティアチーム)