2026年05月22日
2026年度も能登での活動再開!【第六回、能登半島仮設でのタッチケア(2月22&23日七尾市中島町、穴水町)】

こころにやさしいタッチケア
春待ち 癒しカフェ
能登半島、中島町&穴水町
2026年2月22日&23日
2024年元旦に起きた能登半島地震から、まる2年が過ぎた2月後半。冬の間は雪に閉ざされ、車での移動を控えていましたが、昨年11月以来、ようやく能登半島被災地の仮設住宅での“タッチケア”活動を再開することができました。
活動場所は中島町と穴水町。どちらも数回目の訪問となり、地元の方々との嬉しい再会がありました。活動メンバーは、宮前敬子さん、上田晴子さん、安田理絵さん、そして中川れい子の4名。2月22日の朝、金沢で合流し、鉄道で七尾駅まで移動。七尾でレンタカーを借りて現地へ向かいました。心配されていた雪も今回はまったくなく、快晴の空の下、路面状況も良好で、安全な移動となりました。
中島町は、七尾市街からさらに車で30分以上走った場所にある、静かでのどかな土地です。昨年亡くなられた俳優・仲代達矢さんがこの地の自然を愛し、ここに能登演劇堂を建てたことを昨年知りました。地域に根ざした、とても立派な演劇堂です。

中島町第一団地集会場でタッチケア活動を行うのは今回で4回目。前回から、タッチケア支援センターの活動として継続的に通わせていただいている、ご縁の深い場所です。60戸ほどの大きな仮設住宅で、集会場も他地域に比べて広く、地域住民の方々が主体となって運営されています。
到着後すぐに会場を設営。いつものように、カフェコーナーと施術コーナーを作りました。カフェコーナーには持ち寄ったさまざまなお菓子を並べ、寒い季節でもあり、あたたかいお茶で皆さまをお迎えしました。また、アロマの香りとヒーリング音楽で空間を整え、住民の皆さまをお待ちしていると、午後1時半頃から、ぽつぽつと人々が訪れてくださいました。

冬の間、雪に閉ざされていた時期は、ボランティアの訪問も大きく減っていたそうで、「ようやくまた人が来てくれるようになった」と話してくださいました。仮設住宅では、一人で部屋にいると、どうしても閉じこもりがちになってしまうため、なるべく集会場に集まるようにしているとのこと。住民の方々が、互いに声を掛け合い、励まし合いながら暮らしておられる様子が伝わってきました。
震災から2年を経て、被災地の応急仮設住宅の集会場は、単なる共有スペースではなく、人と人とがつながり直すための大切な“居場所”となり、寒い冬の中で、人と人とのぬくもりを確かめ合う大切な場所になっているように感じられました。”タッチケア”を通して、さらに”人が集まること”、そして”ふれあうこと”そのものがケアとして深まっていけるようお手伝いできればとあらためて思いました。
2月22日(日)午後2時~4時30分
七尾市 中島町 第一団地 集会場
活動内容 * 肩・背中のタッチケア
* ハンドマッサージ
* タッチケアに伴う傾聴
* お茶とお菓子のカフェコーナー
今回も、タッチケアの活動を通じて、地元の皆様との語り合い・ふれあいの時間をいただきました。

終了後は、七尾市の和倉温泉へ向かいました。石川県を代表する温泉地ですが、能登半島地震によって大きな被害を受け、いまだ復興途中のホテルや旅館も多いとのことです。
今回宿泊させていただいた加賀屋グループ 虹と海 美湾荘さんも、まだ復旧の途上ではありますが、復興支援関係者については宿泊を受け入れておられました。とても立派なお宿で、温泉も素晴らしく、和倉温泉の穏やかな内海に広がるさざ波の風景が、心を静かにゆるめてくれるような景勝地でした。夕食も、居酒屋さんを開設してくださり、能登のお料理を満喫しました。
震災の傷跡はいまなお残っていますが、一日も早い和倉温泉の復興を願わずにはいられません。
翌日朝、和倉温泉を出発して、約1時間かけて穴水町へ。

2月23日(祝日)10時~12時30分
穴水 白山団地仮設住宅 集会場
活動内容 * 肩・背中のタッチケア
* ハンドマッサージ
* タッチケアに伴う傾聴
* お茶とお菓子のカフェコーナー
穴水での活動は、昨年6月以来となりました。こちらの仮設住宅は規模こそ大きくありませんが、石川県独自の入居支援制度により、通常の仮設住宅の入居期間(2年)を過ぎても住み続けることのできる、木造戸建て風の仮設住宅――いわゆる「石川モデル」の一つです。

そのため、高齢の方々も多く暮らしておられ、さらに隣接地には恒久住宅の建設も進められていることから、震災から年月が経っても、この地域では支え合いのコミュニティが継続していくとのことでした。
今回も昨年と同様、穴水町社会福祉協議会の見守り担当職員の方が同行してくださり、参加者の受付や、カフェコーナーでのお話相手も務めてくださいました。やはり、地元の方がおられることで、場全体に安心感が生まれ、とても助けられました。
また穴水町では、NPO法人タッチケア支援センター代表・中川れい子が昨年受講した、宗教学者・鎌田東二先生主催の「災害学・災害社会支援者研修センター」にも関わっておられた、復興再生や町おこしに取り組む森本敬一さん(森本石油社長)が、SNSを通じて地元の方々に呼びかけてくださいました。そのおかげもあり、穴水町内のさまざまな地域から多くの方に足を運んでいただくことができました。(帰りに、森本石油に立ち寄り、森本さんとビッグハグで再会!)

震災から2年。災害によるさまざまなストレスは、今なお続き、慢性化しておられる方も少なくありません。心の痛みは身体の痛みへとつながることもあり、また、心の緊張は身体の緊張にも現れます。
長年暮らしてきた家や街が破壊され、住まいの見通しが定まらないことによる不安は、多くの被災者の方々にとって、計り知れないストレスとなっていることでしょう。
そんな時、タッチケアを通して、ほんのひとときでも、ほっと力を抜き、くつろぎ、ゆだね、そして、“今この瞬間の自分自身”を感じていただけたなら――と願っています。

帰路は、穴水から、レンタカーを借りた七尾に戻りました。沿岸の内海の海がやさしい光を放ち、2月とは思えない初春の輝きが感じられました。震災から2年をすぎての春、2026年の能登半島の復興をあらためて願います。

お昼は、七尾の食祭市場へ。あまりにも大きく、にぎわっているので驚きました!能登の美味しいものが一杯!まだまだ、能登の魅力ははかりしれないです。

次回の活動は5月末、志賀町で再び行う予定です。
また、中島町と穴水町へは、8月末頃の訪問を予定しています。
今回の旅をご一緒してくださった、宮前敬子さん、上田晴子さん、安井理絵さん、ありがとうございました!

