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2021年07月10日

講座・イベントのご案内

7月24日 熊野からのオンライン”ケアする人のためのセルフタッチング&アートワーク” 存在の神聖さに触れる。

和歌山県の古代からの聖地、熊野本宮近くの「熊野、出会いの里」から、NPO法人タッチケア支援センター代表の中川れい子によるセルフタッチング&アートワークショップをオンラインで発信いたします。土曜日の午後のお昼間でセルフタッチングのオンラインを開催するのはあまりないので、この機会にぜひご参加ください。

7月24日土)、午後2時~4時

ケアする人のためのセルフタッチング

– 存在の神聖さに触れていくー

(タッチケアにおけるマインドフルネス・ビーイング・コンパッションの探求)

参加費:3000円
主宰: 一般社団法人 熊野出会いの里
詳細は、こちらから。

お申込みはこちらからお願いいたします。

7月22日~24日まで、熊野で少人数制のタッチケア・リトリートを開催しています。
この時のテーマは「ケアの身体性・聖性、内なる源泉に触れる旅
オンラインは、このリトリートの最終日、熊野本宮大社に参拝したあとに配信されます。
熊野は、私にとってとても、ご縁のある聖地です。
その地とつながって、大地の聖性と
自分のからだという聖性とを、手で触れることでつなげていこうと思います。

今回は、日頃、看護や介護、そして、ご家族のケアにあたっておられる方にもお届したいと思います。
他者をケアしている中、どうしても、意識は外側にそそがれがち。
そして、自分自身を後回しにしてしまいがちです。

セルフタッチングでは、
自分自身をあるがままに大切にし、受容するSELF-COMPASSION
からだとつながり、今・ここの気づきを深めるMINDFULNESS
大地とつながり、呼吸とつながり、自分自身の存在をあるがままに感じるBEING

…を、大切にします(当日、少し解説します)

そして、全身をゆっくりと触れていくセルフタッチング。

最後には、絵も描きます。
からだという無意識の世界に触れながら十分につながった後に描かれる″アート”は、自分の中の新しいエネルギーとの表現でもあり、大勢の方にご体験したいただきたいなぁと思います。御参加お待ちしております!

お楽しみに!

≪セルフタッチング&アートワークショップのオンラインにご参加くださった皆様のご感想の一部≫

セルフタッチングという言葉から、もっとマッサージ的な外的なものを想像していましたが、自分の体に繋がる、意識を今ここに向けるなど、瞑想に近いんだなというのが第1印象です。終わってからの意識がくっきりした感じや、体のリラックス感はたった20分程度の時間だったにも関わらす、その効果に驚いています。
終わったこと(過去)、わからない未来のことを不安に考えるより、今ここをしっかり生きていくこと、自分を大切にすることの大切さを再確認できました。
絵を描くことに苦手意識があり、いつも頭で考えて、なかなか描けず時間がすぎてしまうのてすが、絵を描いている時、なんか楽しい感じでした。ふわっと暖かいまるい感じで、そこから暖かいものが放たれている感じでした。
セルフタッチングをしている間は、余計なことは何も考える必要がなく、生活のすべてからも離れて、ただ自分のためだけにいて体にふれればいいのだという贅沢な気持ちを味わうことができました。まさに「安全な空間」がうまれ、とてもリラックスできました。途中、何度もあくびが出て、それも自由な感じで気持ちよかったです。終了後も、ほろ酔い気分のようなほわあんとしたゆるさが続きました。
アートでは、ゆったりとした呼吸にあわせて波線をたくさん描きました。自分の呼吸がこんなに安定していたのかと、描いた波線を見ることで逆に気がつきました。色は初めに4色手にとりました。普段、好きだと感じているピンクやオレンジ、黄色など明るい色には手がのびず、緑、深緑、茶、こげ茶を選択している自分にちょっとびっくり。でも、それがその時しっくりくる色でした。あとで迷彩服のような色合いだったと気がつき、もしかしたら大地の色を無意識に選んでいたのかもしれないと思いました。その次には空を思わせるようなブルー系を4色、心のおもむくままに選んで波線を描いています。最後に黄色の波線。赤やピンク、オレンジ、黄色で丸も描きたくなり、たくさん描いて終了しました。
何も飾らず、意図することもなく、ひかれる色や形を思いのままに紙の上に表していくという体験は初めてでした。セルフタッチングの後だったからこそ、思考に邪魔されず素直に描けたのかもしれません。終了後、深いところから、じわじわと喜びの感覚が出てきているのを感じました。ガイドに従って手をマッサージし、全体の繋がりを体で感じていく過程は、初めての体験で、中川さんの声と存在感、音楽全てが私の身体に波動として影響を及ぼし、夜の空間に広がっていくような特別な体験、時間となりました。ここ数年、特に苦しい時期だったので、身体の中で縮こまって強張っていた感情やエネルギーが温かく守られて、本来の生命が自由を取り戻したような感覚でした。描いた絵も、私自身だと感じられました。
呼吸を深くすることで、重力を意識でき、そうすることで地球の中心を意識することにつながるような気がしました。
 「Being」「あるがまま」を自分も相手も受け入れるというのは、なかなか難しいことで、 ついつい人と比較したり評価したりしてしまうなあと改めて振り返りました。ふと、描いた絵をみんなでシェアすることも「Being」につながることだなあと思いました。皆さんの絵を拝見すると、いつも、なるほどなあ~と感心したり共感したりして気持ちがあったかくなります。ありがとうございました。

ゆっくり 自分に触れること。天と地球のコアとハートを繋ぎ呼吸すること。その後のアートを描くこともとても楽しかったです。アートをシェアしながらおはなしする時間。同じ体験をしているのに、みんな表現がユニーク!とても素敵でした。私たちには沢山の可能性が内に秘めていると感じました。

 

中川れい子 プロフィール

 

NPO法人タッチケア支援センター代表理事。兵庫県生まれ。関西学院大学文学部を卒業。塾・予備校講師(主に大学受験「日本史」を担当)を勤める。1995年の阪神淡路大震災で被災後、現地ボランティアとして活動する中、からだを通じての心のケアの大切さを痛感し、1998年よりボディワーク、ボディサイコセラピー、カウンセリング、ヒーリング等を学び始める。1999年にエサレン®ボディワークと出会い、自宅サロンで開業、個人セッションをひたすらに積み重ねる中、触れることの様々な作用を実感。その普及・教育・ボランティア団体として、「やさしくふれると世界はかわる」をテーマに2011年NPO法人タッチケア支援センターを設立。ソマティクス(身体感覚の気づきにかかわるワーク)を重視した、安全で心地よく、対人援助に役立つ「こころにやさしいタッチケア講座」を開講。高齢者施設・がん患者会・緩和ケア病棟・産科等での施術会や、発達障害・精神障害の方の地域活動支援センター、うつの方の就労支援センター、疼痛患者の会や、依存症の会など、様々なフィールドで、セルフケアやタッチケアの指導にあたる。また、個人サロン、amana spaceでのエサレン®ボディワーク等の個人セッションも、引き続き行う。オーガナイズとしては、エサレン®ボディワークの認定コースを含めての各種ワークショップ主催、米国ホスピタルベイスドマッサージ公認講師、キャロリン・ターグ氏を招いてのオンコロジータッチセラピー講座、グリーフケアのためのタッチセラピー等の講座をオーガナイズする。<身(み)>の医療研究会理事、こころとからだのセラピールーム amana space 代表