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2021年03月15日

講座のご案内

5/8、7/17 ホスピタル・ベイスド・タッチセラピー関連オンライン講座~医療環境下でのタッチセラピー~ キャロリン・ターグ氏

Hospital-based and related healthcare touch therapy
by Carolyn Tague  , online class ,  2021

これまで4度来日し日本でもお馴染みの、統合医療の先進地、サンフランシスコで活動する、米国Hospital Based Massage Therapy の指導教官、キャロリン・タ―グ先生とオンラインでつながっての2つの講座のご案内です。いずれも、医療環境下およびヘルスケアの現場で‷やすらぎ”をもたらす米国のマッサージ・セラピー(タッチ・セラピー)に関連する講座です(実技は含まりません)

入院中や手術前後の不安やストレス・痛み・医療トラウマの緩和や、抗がん治療中のサポート、後遺障害からの回復、喪失への寄り添いなど、、、米国では1980年代よりマッサージ・セラピーが医療の様々な現場で実践的に活用され、その効果やエビデンスも明らかにされてきました。現在、コロナの問題で活動そのものは縮小されていますが、同時に、孤独がもたらす治療中の患者への心身への弊害に関する問題も浮上しています。(こちら、米国オンコロジー・マッサージ・セラピー学会が昨年発表したメッセージです。日本語訳タッチケア支援センター)

今回は、5月と7月、2つの講座をサンフランシスコのキャロリン先生とつなげ、オンラインで開講します。オンラインですので、施術経験は問わず、ご関心をいただける方、どなた様でもご参加いただけます。 詳しくは、下記をご覧ください。皆様の御参加を、お待ち申し上げております。なお、御参加くださいましたすべての方に後日視聴ができる動画を配信いたします。(NPO法人タッチケア支援センター)

お申込みはこちらのPEATIXが便利です
(詳細は、下記をご覧ください)

 

医療環境下やヘルスケアの臨床の現場で
“やすらぎ”をもたらすタッチセラピー
~米国の実績から学ぶ、その意義と効果~

Massage Therapy & Comfort Touching Healthcare

 

日時: 2021年5月8日(土)午前10時~午後1時(3時間)
形態; オンライン(ZOOM)
通訳: 広瀬由美子
講座料:8000円(4月20日迄にお申込みの方は早期割引料金の7000円となります)
*過去のキャロリン・ターグ先生の来日講座(2日以上)にご参加の方、および、2講座受講の方にはお得な「割引」があります。詳しくは下記をご覧ください

<内容>

*米国での医療環境下およびヘルスケア関連におけるタッチセラピーの歴史
*病院や抗がん剤の点滴センター、介護施設、リハビリテーションセンター、総合外来クリ二ックなどの医療現場などで、これまでタッチセラピーを取り入れることがどのように患者および、医療機関にメリットをもたらしてきたのか。
*患者さんの反応など、長年の臨床の現場での体験。
*病院でのタッチセラピーについての、様々な研究リサーチとそのリソースの紹介。
*米国での新型コロナの状況下でのマッサージセラピーの感染症対策の実際。

がんを生きるクライアントとの、
セラピューティックな関係性とは?
~タッチセラピーの臨床現場からの考察~

Therapeutic Relationships with Oncology/Cancer clients 

日時: 2021年7月17日(土) 10時~午後1時(3時間)
形態; オンライン(ZOOM)
通訳: 広瀬由美子
講座料:8000円 (6月30日迄にお申込みの方は早期割引料金で7000円となります)
*過去のキャロリン・ターグ先生の来日講座(2日以上)にご参加の方、および、2講座受講の方にはお得な「割引」があります。詳しくは下記をご覧ください。

<内容>
心身の苦しみを生きる他者にどのように寄り添うのか? 癒しをもたらす関係性をどのように構築していくのか? 慈悲(compassion)/ 共感(empathy)/ 同情(sympathy)を、それぞれの特徴を独自の視点で分析し援助者としてのかかわりのあり方を探求する、キャロリン・タグ―先生のもっとも専門とするテーマです。これまで日本でも2回開講されたTouch and Loss -喪失に寄り添うタッチセラピーの講座の中でも取り組まれてきました。今回は、特に、がんを生きる人々とのかかわりについてお話していただきます。(また、この内容は、‷Medicine Hands – massage therapy for living with cancer “の著書であるGale Macdonald 氏とキャロリン先生が共同執筆された「Hands in Healthcare」に記されているものです)

 

 

<この講座は、こういう方にお勧めです>

*医療や福祉等の現場での対人援助に関わる方で、患者様の心身のケアややすらぎにご関心のある方。
*タッチケア、タッチセラピー、ボディワーク、アロマ等のセラピスト、また理学・作業療法士、鍼灸、柔整等、医療環境下での施術にかかわる方。あるいは、ご関心のある方。
*お病気のご家族のケアやサポートに関わる方。
*その他、内容にご関心のある方は、どなた様でもご参加いただけます。

<講座料>

◆一般
各講座 8000円(講座1は4月20日まで、講座2は6月30日まで早期割引 7000円)
2講座セット割引 15000円(4月20日まで早割13000円)

◆受講生割引
(過去にタッチケア支援センターが主催するキャロリン・ターグ先生の2日以上の講座にご参加された方が対象)
各講座 7000円(講座1は4月20日まで、講座2は6月30日まで早期割引 6000円)
2講座セット割引 13000円(4月20日まで早割11000円)
※過去の講座とは、2015年、2016年京都、2017年西宮、2019年東京で開催した2日以上の日程で開催された講座です。

<参加方法>

こちらのPeatixの画面からお申込みください。

*Peatixの「マイチケット」画面から当該イベントを選択 ⇒イベント視聴ページから「イベント視聴」ボタンをクリック
またはメールでお送りするZoomのURLをクリックしてご参加ください
*Peatixが機能しない場合は、下記のタッチケア支援センターにご連絡ください。

<その他>

※動画は1週間後にアップされ、1か月間ご視聴いただけます。リアルタイム参加なしで動画視聴のみのご参加も可能です。
※開催1週間以内のキャンセルはご返金できません。

<主催・連絡>

NPO法人タッチケア支援センター
事務局
office.touchcare@gmail.com
http://touchcaresupport.com/
06-4967-9839
事務局(石井・中川)

 

<これまでの日本での講座記録>

キャロリン・ターグ先生、2019年来日講座
オンコロジー・タッチセラピー4日間の講座レポート。
(がんを生きる人々へのタッチセラピー)
オンコロジー・タッチセラピーって何?(Q&A)
続編もあります(Q&A)

 

キャロリン・ターグ先生 Carolyn Tague

 

統合医療の先駆的エリアである米国サンフランシスコを中心に、Hospital Based Massage (医療環境下におけるマッサージ・セラピー)、および、オンコロジー(がん・腫瘍学)マッサージ・セラピーの認定セラピストであり、教育者。施術においては「安全・ゆっくり・穏やか」なタッチを重視。 クラニオ・セイクラル・セラピー、ローゼン・メソッド、レイキ、プラナ・ヒーリング、マインドフルネス等を導入し、病院の過剰なストレス環境下での患者の不安・苦痛・ストレスを緩和する心のケア、喪失や悲嘆に寄り添うスピリチュアル・ケアとしてのマッサージ・セラピーを提案する。日本にはこれまで4回来日。オンコロジー・タッチセラピー講座、Touch and Loss(喪失と悲嘆に寄り添うタッチセラピー)、脳卒中や外傷性よる脳神経後遺障害の患者へのタッチセラピーに関する講座を開講。

病院の過剰なストレス環境下での患者の不安・苦痛・ストレスを緩和する心のケア、喪失や悲嘆に寄り添うスピリチュアル・ケアとしてのマッサージ・セラピーを提案する。ケアするもの・されるものの関係性への洞察も深い。穏やかで包容力あるやさしさと、明晰な論理性もあわせもち、日本での講座も毎回、好評を得る。

職歴:サンフランシスコでは、パシフィック・メディカル・センター、スタンフォード大学ルシル・パッカード子ども病院小児がん病棟、ラグナホンダ病院(ヴィクトリア・スウィート著『神様のホテル』の舞台)等で、がん、疼痛、脳卒中や外傷性脳障害等、脳神経行為障害、等、医学的に複雑な様々な患者への医療環境下でのマッサージセラピストとして活動。

教育者としては、元高校教師としての経験を活かし、自己成長トレー二ングをセラピストの教育プログラムに取り入れる。2021年夏より、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校(UCSF)でホスピタル・ベイスド・マッサージ・セラピー上級資格認定コースを開催予定。医療機関でのマッサージ・セラピー事業のコンサルタント経験も豊富。

著書:米国ホスピタル・ベイスド・マッサージのパイオニアの一人である、Gale Macdonald 氏と「Hands in Healthcare(ヘルスケアのたのための手、成人の病院での患者のためのマッサージ療法)を共同執筆。2021年にHandspring Publishingより出版。

カリフォルニア統合学研究所(CIIS)東西心理学修士を取得。

 

 

 

<これまでの、来日講座での風景>

 

2015年 初来日 オンコロジー・タッチセラピー 京都にて
全国から熱心なセラピストさんが集まってくださいました。

 

 

オンコロジー・タッチセラピー講座 2019年 東京
この時も、全国から、熱心なセラピストさんがご参加くださいました。

講義で様々な知識(がんとは? がんの治療法とその副作用や後遺障害、リンパ浮腫、情報収集と問診の在り方について等)をうけとります(東京2019年 オンコロジータッチセラピー)

デモセッションの風景(東京2019 オンコロジータッチセラピー)

講習生同士の交換練習 (東京 2019年 オンコロジータッチセラピー)
(写真はありませんが、最終日には、実際にがんを経験された方、治療中の方にお越しくださり
実習にご協力していただくことができました)

 

Touch and Loss (喪失と悲嘆に寄り添うタッチセラピー)講座
(個々人の喪失体験と、内面とのつながりを深めるためアート・セラピー等も体験されました)

 

2019年、東京でのオンコロジー・タッチセラピー講座に見学に訪れてくださいました、タッチやオキシトシン研究で著名な山口創先生(桜美林大学リベラルアーツ群教授)とキャロリン・タグ―先生